2025/09/22
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BMW630ⅰ E63 アクティブステアリング故障修理 コーディング対応
今回は広島県江田島市から、BMW 630iのアクティブステアリング故障の修理依頼をいただきました。アクティブステアリングは、運転のしやすさや快適性を向上させる重要なシステムですが、故障するとハンドリングに影響が出ることがあります。そのため、迅速かつ確実な修理が求められます。まずは状態の詳細な診断を行い、必要な部品の交換や調整を行うことで、お客様の愛車をベストな状態に戻せるよう努めます。修理後は車検の手続きも行い、安心してお乗りいただけるようにサポートをさせていただきます。お客様にはご満足いただけるサービスを提供できるよう、経験豊富な整備士が丁寧に対応させていただきますので、どうぞ安心してお任せください。また、今後のトラブルを未然に防ぐためのアドバイスも行います。
【BMW 630i E63】アクティブステアリング故障発生!原因とコーディング対応方法を解説
BMW 630i(E63型)にお乗りの方で「アクティブステアリング故障」の警告が出た方はいませんか?
今回は、実際にE63型で多い「アクティブステアリングの故障」について、原因や修理方法、そしてコーディングによる対応まで詳しくご紹介します。
✅ よくある症状|BMW 630i E63 アクティブステアリング故障とは?
BMWのE63系(2004年~2010年頃)では、次のような症状がよく報告されています:
警告灯がメーターに表示(黄色のステアリングマーク)
ハンドル操作が重くなる/違和感がある
ステアリング制御ユニットのエラーコードが検出される
この「アクティブステアリング故障」は、制御ユニットの不具合やセンサーの故障、またはバッテリー電圧の低下によって発生することがあります。
🔧 故障の原因と診断方法
主な原因
アクティブステアリングECUの内部故障
舵角センサーの異常
バッテリーの電圧不足(特に寒冷時や長期間乗らないとき)
- エンジンマウントやサスペンション系の影響でセンサーがズレる
今回の故障の原因はボンネットのオープンケーブルをつたっての雨漏りでアクティブステアリングのコントロールユニットが水没していました。
アクティブステアリングのCPUは運転席の足元の下にある為、運転席シートを外してジュウタンをめくると見えて来ます。
今回アクティブステアリングのCPUは中古品を使用しました。
CPUを中古品に交換するにあたってコーティングが必要になります。
当社ではBMW専用診断機ISTAを使用してコーディングしました。
診断方法
BMW専用診断機(INPA / ISTA / AUTEL など)を使用
エラーコード例:5E4F, 5E5C, 5E49 など
ステアリングキャリブレーションのチェックも重要
💡 コーディングでの対応は可能?
コーディングとは?
BMW車両の各種機能を「プログラミング」して変更・無効化・最適化できる方法。正しい知識があれば、故障警告の解除や機能の調整が可能です。
アクティブステアリングの警告をコーディングで消すには?
機能自体をオフ(無効化)するコーディングが可能な場合あり
CAS・LSZ・LWSなど関連モジュールの再コーディングが必要
エラー消去だけで済む場合も(※ただし根本原因を修理しないと再発)
※あくまで「応急処置」として活用し、根本原因の修理が最優先です。
🔍 実際の修理・対応例(実績)
ケース①:舵角センサー不良
症状:警告灯+異音
対応:センサー交換+キャリブレーション
ケース②:バッテリー電圧不足
症状:寒い朝にエラー発生
対応:バッテリー交換+エラー消去
コーディング対応:エラーコードのリセット
ケース③:コーディングでアクティブステアリング機能無効化
症状:ステアリング警告が頻発
対応:アクティブステアリング機能を無効化+警告灯消去
🔧 まとめ|E63のアクティブステアリング故障には早めの対応を!
BMW 630i(E63)のアクティブステアリング故障は放置すると走行性能に大きく影響します。
コーディングによる一時的な対応も可能ですが、早期の診断と修理が安全・安心です。
無事修理は完了しました。
車検時に警告灯の点灯は車検が通りませんので警告灯の点灯原因を修理してから車検になります。
これで車検も受けることが出来ます。
車検も受けて完成です。
🛠 BMW E系のコーディング・修理は当店へ!
当店ではBMW専門の診断・修理・コーディング対応が可能です。
お困りの方はお気軽にご相談ください。
🔧対応サービス:診断 / 修理 / コーディング / 車検対応